見た目は似ていますが大きく異なる典型です
何気ない業界向けの記事なのですけど
時代の流れというか
心理が見え隠れするのです
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日本経済新聞
投信の2020年12月
資金流入ランクですね
毎月この手の記事はありますから
『今月はそうなのね~』なのですが
ちょっと興味深いのです
資金流入の首位は
HSBCグローバル・ターゲット
利回り債券ファンド2020-12
かたや資金流出首位は
野村PIMCO・世界インカム
戦略ファンドAコース
運用会社は違えど
共に債券へ投じるファンド
不思議なものですね
同じ債券でありながら
両極端の結果ですから
ただ何となくですけど
人の心理が見え隠れかな?でして
まず資金流出首位の
野村PIMCOは
専門用語で言うところの
《追加型》です
いつでも誰でも購入できる
ファンドということ
つみたてNISAやイデコで購入できるのは
すべてこの追加型
かたや資金流入首位の
HSBCは《限定追加型》
いつでも購入できない
期間限定型ですね
これがどうこうでは無くて
流入首位のHSBC
期間限定タイプはちょっと特殊でして
4年ぐらいの期間で
預貯金より多少殖やしたいニーズ用
年利1%を目指す安定志向タイプです
しかもこの度のファンドは
好評につき第三弾になりますからね
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そもそも債権は安定が欲しいがために
購入しますよね
となればいつでも購入できるファンドより
◆期間限定で運用額が決まり
かつ
◆4年という短期
ですのでリスクは抑えられます
これは運用にとって
とても大切なコトです
個人にとって運用額は
小さな額ですけど
期間に関しては
運用会社も個人も同じこと
【長期】は安全のイメージがありますが
長くなればなるほどリスクは増大
出来ることなら
短期が好ましい
しかも上記の2ファンドは
共に外貨が入ってきますので
そうなればなおさらです
そのために2ファンドとも
コストを払ってまでも
為替リスクを排除しています
(為替ヘッジタイプ)
同じ債券と言えども
人間は損失を嫌いますね
プロスペクト理論は
常に当てはまります
この記事からもわかりますように
何かしらへ投じるのであれば
リスクから!考えたいものです
得られる利益よりも
避けられる損失が優先です
ではまたです